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イスラエル軍、レバノン南部への攻撃強化 「ヒズボラ標的」

2025年11月20日(木)07時42分

イスラエル軍の攻撃で上がった煙。11月19日、レバノン南部のタイール・フィルサイで撮影。REUTERS/Ali Hankir

[ベイルート 19日 ロイター] - レバノン南部で19日、イスラエル軍による空爆が激化し、少なくとも1人が死亡した。イスラエルは国境地帯で親イラン武装組織ヒズボラが軍事力再建を試みているとして、ほぼ連日攻撃を続けている。

ヒズボラはイスラエル国境地帯で軍事的プレゼンスを終わらせ、レバノン軍が同地域に展開するという要件を順守しているとしている。

イスラエルは19日、交流サイト(SNS)でレバノン南部4集落にある建物を特定し、ヒズボラの軍事インフラだとして攻撃を警告。これを受けて住民が避難した。

イスラエル軍は「ヒズボラのロケット部隊の兵器貯蔵施設」を攻撃したと説明。施設は民間人地域の中心にあったとし、一般市民への被害を軽減する措置を講じたと強調した。

イスラエル軍はヒズボラが別の集落でも軍事力再建に取り組んでいると非難し、ヒズボラの本部と武器貯蔵施設の存在を確認したと述べた。

ヒズボラ関係者はイスラエルの主張を否定し、「攻撃継続を正当化するための虚偽の主張」だとした。

レバノン保健省は南部の集落でイスラエル軍の攻撃により1人が死亡したと発表。イスラエル軍は「ヒズボラの即応態勢の再構築」に取り組んでいた同組織の構成員1人を殺害したと述べた。

ロイター
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