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ウクライナ、ロシア黒海の主要石油港ノボロシースクを無人機攻撃

2025年11月14日(金)17時40分

写真はウクライナによる攻撃で損壊したとみられる住居。11月14日、ノボロシースクで撮影。同市市長のテレグラムより。提供写真。REUTERS

[14日 ロイター] - ロシア当局者は、黒海沿岸の主要石油輸出港ノボロシースクが14日未明、ウクライナ軍による無人機(ドローン)攻撃を受けたと発表した。停泊中の船舶や複数の集合住宅、石油貯蔵施設が被害を受け、船員3人が負傷したと明らかにした。

攻撃を受けて供給不安が意識されたことから、世界の原油価格は約2%上昇した。

業界関係者によると、ノボロシースク経由の原油輸送量は10月に322万トン(日量76万1000バレル)に達し、1─10月では2471万6000トンだった。石油製品の輸出は10月に179万4000トン、1─10月は1678万3000トンだった。

クラスノダール地方のコンドラチェフ知事はソーシャルメディアで「ノボロシースクが最も大きな被害を受けた」と述べた。

ロシア当局はその後、原油や石油製品の輸出を扱うターミナルの石油貯蔵施設で発生した火災は鎮火したと発表した。

また、ドローンの破片により少なくとも4棟の集合住宅が窓ガラスが割れるなどの被害が出たが、住民にけがはなかったとしている。沿岸施設にも被害が出たとしているが、詳細は明らかにしていない。

ロイター
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