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イスラエル大使暗殺を阻止、イランが昨年末以降計画=米政府高官

2025年11月10日(月)10時30分

イランの最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師の集会に集まったイラン革命防衛隊。8月17日、テヘランで撮影(2025年 イラン最高指導者室/WANA)

Steve Holland

[ワシントン 7日 ロイター] - 米政府高官は7日、匿名を条件に、イランのイスラム革命防衛隊が昨年末以降に駐メキシコ・イスラエル大使暗殺を企てたが、計画は阻止され、今のところ脅威はなくなっていると明らかにした。

アイナット・クランツ・ナイガー大使に対する暗殺計画は今年前半まで活発だったという。

高官はロイターに対し「イランが外交官、ジャーナリスト、反体制派、そしてイランに反対する人々を世界中で標的にしてきた長い歴史のほんの最新事例であり、イランのプレゼンスがある全ての国を憂慮させるものだ」と述べた。

どのようにして計画が阻止されたのかなどについては言及を避けた。

イスラエル外務省は声明で、メキシコの治安・法執行当局に感謝の意を示した。

一方、メキシコ政府は「駐メキシコ・イスラエル大使に対する攻撃疑惑に関する情報はない」と表明した。

イランのメフル通信によると、在メキシコ・イラン大使館は暗殺計画は「全くのでたらめ」だと反発。「われわれの友人であるメキシコ人の評判を汚すことは決してない。メキシコの利益を裏切ることは、われわれ自身の利益を裏切ることであり、メキシコの法律を尊重することはわれわれの最優先事項だ」と述べた。

ロイター
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