トランプ氏、シカゴへの州兵派遣「権限ある」 知事は法的根拠に異議
トランプ米大統領は2日、イリノイ州シカゴに犯罪対策のために州兵を派遣する意向を表明した。写真はシカゴのウェルズ・ストリート橋。8月撮影(2025年 ロイター/ Jim Vondruska)
[ワシントン 2日 ロイター] - トランプ米大統領は2日、イリノイ州シカゴに犯罪対策のために州兵を派遣する意向を表明した。シカゴは民主党が主導。トランプ政権はこれまでにカリフォルニア州ロサンゼルスへと首都ワシントンに州兵を派遣。民主党が主導する都市で治安対策の軍事化が進む異例の事態になる可能性がある。
トランプ氏は大統領執務室で記者団に対し、イリノイ州のプリツカー知事が州兵の派遣を要請するのを望んでいるとした上で、「われわれには派遣する権限がある」と言及。「いずれにしても派遣する」と述べた。ただ、いつ派遣するかは明らかにしなかった。また、メリーランド州ボルチモアにも派遣する可能性があるとも述べた。
プリツカー知事(民主党)はこれまで、知事の要請がない限り、大統領に州兵を派遣する法的権限はないと指摘。シカゴのジョンソン市長は週末の間、トランプ氏が州兵や連邦捜査官をシカゴに派遣しても、シカゴ市警察は連携しないと表明している。
トランプ政権によるロサンゼルスへの州兵派遣について、カリフォルニア州連邦地裁はこの日、連邦軍による国内の法執行への介入を制限する法律に違反するとし、同州における犯罪対策としての軍の使用を阻止する判断を下した。





