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インドネシア、農業プロジェクト支援に陸軍100個大隊投入へ
2025年08月14日(木)14時17分
Ananda Teresia
[ジャカルタ 13日 ロイター] - インドネシア政府は、プラボウォ大統領が進める食料安全保障確保の取り組みの一環として、農業関連プロジェクトの支援に陸軍100個大隊を投入する態勢を整えたと発表した。
プラボウォ氏は昨年大統領に就任して以来、目玉政策として掲げる給食無償化計画や医薬品製造などに兵士を活用し、市民生活における軍の関与を拡大させている。
支援に当たる大隊の人員は最大数千人規模。陸軍のワヒュ・ユダヤナ報道官はロイターに、100個大隊の兵士は遠隔地を中心に農業と衛生関係のプロジェクトに従事すると説明し、休耕地の再生や、かんがい施設の改善、食糧増産に取り組むと付け加えた。
ただ専門家の1人は、インドネシア政府が農業の生産性を向上させるには兵士の投入よりも農家の基盤強化に注力すべきだと主張。軍が民間活動でより大きな役割を果たすのは、民主主義にとって脅威だと警告した。





