ライアンエア、米関税で航空機価格上昇ならボーイング発注撤回も

5月1日、アイルランドのライアンエアのオライリーCEOは米有力議員宛ての書簡で、トランプ米政権が仕掛けた貿易戦争の影響で航空機の輸入価格が大きく上昇すれば、米ボーイングの「737MAX」330機の発注を取り消す可能性もあるとの見解を示し、米国の関税措置による影響が航空機の購入に波及しないようけん制した。ダブリンで2021年撮影(2025年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)
[ダブリン 1日 ロイター] - アイルランドの格安航空大手ライアンエアのマイケル・オライリー最高経営責任者(CEO)は1日、米有力議員宛ての書簡で、トランプ米政権が仕掛けた貿易戦争の影響で航空機の輸入価格が大きく上昇すれば、米航空機大手ボーイングの主力機「737MAX」330機の発注を取り消す可能性もあるとの見解を示し、米国の関税措置による影響が航空機の購入に波及しないようけん制した。
オライリー氏は、ボーイングへの発注を取り消した場合には、中国商用飛機(COMAC)を含む他社からの調達を検討する可能性もあると付け加えた。
同氏は以前にもCOMACへの発注を検討するかもしれないと示唆していたが、これを受けて米下院のラジャ・クリシュナムルティ議員(民主党、イリノイ州選出)は、ライアンエアがCOMACの航空機を購入した場合の安全保障面の影響について警告していた。オライリー氏の書簡は同議員の警告に返答したもの。
オライリー氏は書簡に「仮に米政府が関税を課す不適切な計画を断行し、それがボーイング機の欧州への輸出価格に大きく影響すれば、当社は間違いなく現行のボーイングへの発注と、発注先を他社に切り替える可能性について、改めて検討するだろう」と記した。
だが業界関係者の話では、COMACの航空機は欧州では認証されていない上、ボーイングの主要ライバルである欧州のエアバスは2030年までに生産される予定の航空機は全て受注済みだと表明しているため、ライアンエアがボーイング以外から航空機を調達するのは困難となる可能性がある。
オライリー氏は書簡で、同社はCOMACとは2011年以降は航空機の購入について協議していないとしつつも、仮に価格がエアバスよりも10─20%低ければ「無論」購入を検討すると主張した。
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