シリアの包括的な無宗派の統治への移行望む=米国務長官

ブリンケン米国務長官(写真)は10日、米国はシリアの政治移行プロセスを全面的に支持し、信頼できる包括的な無宗派の統治に至ることを望んでいると述べた。5日撮影(2024年 ロイター/Florion Goga)
[ワシントン 10日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は10日、米国はシリアの政治移行プロセスを全面的に支持し、信頼できる包括的な無宗派の統治に至ることを望んでいると述べた。
ブリンケン長官は「移行プロセスと新政府は、少数派の権利を完全に尊重し、支援を必要とする全ての人に支援の流れを促進するほか、シリアがテロの拠点として利用される、もしくは近隣諸国に脅威を与えることを阻止するという明確なコミットメントを堅持する必要がある」とした。さらに「化学兵器および生物兵器の安全な備蓄と廃棄を確実にする」ことにコミットする必要もあると強調した。
その上で「米国はこのプロセスから生まれる将来のシリア政府を承認し、全面的に支持する」と述べた。