バイデン政権下で12人目のLGBTQ判事を承認、歴代最多に
バイデン米大統領が指名した12人目のLGBTQ(性的少数者)の判事が17日に承認され、米歴代大統領で最多となった。連邦議会上院はこの日、検事として長年働いてきた退役軍人のメアリー・ケイ・コステロ氏を東部ペンシルベニア州東部地区連邦地裁の終身判事として承認した。写真は米上院司法委員会でのコステロ氏で7月に撮影。提供写真(2024年 ロイター)
Nate Raymond
[17日 ロイター] - バイデン米大統領が指名した12人目のLGBTQ(性的少数者)の判事が17日に承認され、米歴代大統領で最多となった。連邦議会上院はこの日、検事として長年働いてきた退役軍人のメアリー・ケイ・コステロ氏を東部ペンシルベニア州東部地区連邦地裁の終身判事として承認した。上院は民主党が多数派となっており、賛成52票、反対41票で可決した。
これまではバイデン氏と同じ民主党で、8年間務めたオバマ元大統領の11人が最高だった。
「市民と人権に関する進歩的リーダーシップ会議」で公平法廷プログラムのシニアディレクターを務めるレナ・ズワレンシュタイン氏は声明で、バイデン氏が法廷の多様化を推進したことを称賛して「LGBTQの権利が全米で訴訟の対象となっている今、何が問題なのかを理解できる判事が司法のあらゆるレベルで必要であることが一段と明白になっている」と指摘した。
LGBTQを公言している判事候補の大部分は、民主党の大統領が指名してきた。共和党のトランプ前大統領が指名したのは2人にとどまっている。