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米上院超党派議員、AI政策の工程表発表 政府研究費の増額要請

2024年05月15日(水)20時09分

David Shepardson

[ワシントン 15日 ロイター] - 米上院の超党派グループは15日、人工知能(AI)の政府研究費の大幅な増額を呼びかけた。

超党派グループには、民主党のチャック・シューマー院内総務、共和党のマイク・ラウンズ、トッド・ヤング両上院議員、民主党のマーティン・ハインリック上院議員が参加している。

同グループは、専門家の意見を取り入れてAIの急速な発展がもたらす問題を議題にあげるロードマップ(工程表)を発表。AIイノベーションの国防以外の側面について、少なくとも年間320億ドルの政府資金を拠出する目標に支持を表明した。

ラウンズ氏は「こうした投資は長期的にこの国の納税者の利益になる」と表明。「中国は現在、AIの開発に恐らくわれわれの約10倍の資金を費やしている。中国は急いでいる」と述べた。

シューマー氏も記者団に「AI分野で米国の支配的立場を固めるための緊急資金拠出」だとし「中国に競争で打ち勝つ」ことも含まれると述べた。国防関連のAIにどの程度の資金を拠出すべきかは引き続き検討中だが「非常に多額になる」との見通しも示した。

同氏は複数の委員会が今後数カ月でAI関連法案の作業を進めると発言。「AIの社会の全ての側面に対処する法律を待つつもりはない」とし、一部の法案が年内に可決されることを期待すると述べた。

ロイター
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