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再送ロシア、黒海艦隊司令官の映像公開 ウクライナは死亡と発表

ロシア国防省は26日、ウクライナ軍が死亡したと前日に発表したロシア黒海艦隊のビクトル・ソコロフ司令官がショイグ国防相とのオンライン会議に出席しているように見える映像を公開した。写真は7月27日、クリミアのセバストポリで式典に出席するロシア黒海艦隊のビクトル・ソコロフ司令官(2023年 ロイター/Alexey Pavlishak)
(最終段落の誤字を修正して再送します)
[モスクワ 26日 ロイター] - ロシア国防省は26日、ウクライナ軍が死亡したと前日に発表したロシア黒海艦隊のビクトル・ソコロフ司令官がショイグ国防相とのオンライン会議に出席しているように見える映像を公開した。
国防省が公開した映像には、ソコロフ司令官がショイグ国防相や他の軍の高官とビデオ会議に参加しているように見える様子が映っている。映像はロシア国営テレビで放映された。
映像でソコロフ氏の姿は確認できるものの、同氏の発言はない。この映像がいつ撮影されたかは不明。
ウクライナ特殊作戦部隊は25日、南部クリミアのセバストポリにあるロシア黒海艦隊司令部への22日の攻撃で、ソコロフ司令官を含む34人の将校が死亡し、105人の軍人が負傷したと発表していた。
ショイグ国防相は国防省が公開したビデオ会議の映像で、9月に入ってから1万7000人を超えるウクライナ兵が死亡し、米国の「ブラッドレー」歩兵戦闘車7台を含む2700を超える兵器が破壊されたと表明。「ウクライナ軍は前線全体で深刻な被害を被っている」とし、「米国とその同盟国はウクライナ軍の武装を続けており、ウクライナは訓練を受けていない兵士を無分別な攻撃に投入し、多くの犠牲者を出している」と述べた。
ロシアは2014年にクリミアを一方的に「併合」。ロシア国防省が公開した映像について、ウクライナ特殊作戦部隊は「ロシアは緊急的にソコロフ司令官が生存していると表明せざるを得なくなった。われわれの部隊は情報を解明している」と対話アプリ「テレグラム」に投稿した。