ニュース速報

ワールド

訂正ゼレンスキー氏、米大統領・議員らと会談 新たな軍事支援に謝意も

2023年09月22日(金)19時48分

ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、米議員に対し、ロシアとの戦争に対する支援継続を訴えた。ワシントンで撮影(2023年 ロイター/Evelyn Hockstein)

(英文の訂正により、7段落目の「2400万ドル」を「240億ドル」に訂正します)

Makini Brice Phil Stewart Patricia Zengerle Andrea Shalal

[ワシントン 21日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、バイデン米大統領とワシントンで会談した。国防総省や連邦議会も訪問し、ロシアとの戦争に対する支援継続を訴えた。ただ、野党共和党内ではウクライナへの追加支援に懐疑的な見方も出ている。

バイデン氏は会談の冒頭で「パートナーや同盟国と共に、米国民は世界があなた方と共に立つよう、できることを全てやる決意だ」と述べた。

ゼレンスキー氏は「ウクライナの子どもや家族、家、世界の自由と民主主義を守る力を強化するためワシントンに来た」と語った。

両首脳はホワイトハウスで2時間会談した。

ゼレンスキー氏は、バイデン氏に武器など3億2500万ドルの新たな軍事支援策について謝意を示し、「われわれの兵士がまさに今必要としているものだ」と述べた。

ウクライナから穀物輸出を拡大するための具体的な措置についてバイデン氏と合意したと話したが、詳細は明かさなかった。

バイデン氏は年内のウクライナ国防・人道支援向けに240億ドル(訂正)の増額を求めているが、下院の共和党強硬派による反対で手続きが停滞している。

どのように反対派に対処するかを問われ、「米国議会の適切な判断に期待している。代替案はない」と語った。

また、米国の戦車「エイブラムス」が初めてウクライナに来週供与されるという。

バイデン氏はさらに、2基目となるレイセオン社製「ホーク」防空砲台と関連装備をウクライナに送ると述べた。米当局者によると、間もなくウクライナに到着するという。

民主党のクリス・マーフィー上院議員のX(旧ツイッター)への投稿によると、ゼレンスキー氏はこれより先、議会議事堂の歴史ある旧上院議場で上院議員全員と会談し、何度もスタンディングオベーションを受けた。

民主党のチャック・シューマー上院院内総務によると、ゼレンスキー氏は上院議員に対し、ウクライナの戦争に向けた取り組みには軍事支援が不可欠で「支援が得られなければ、戦争に負ける」と述べたという。

国防総省ではオースティン国防長官ら高官と協議した。

一方、共和党議員の間では、米政府によるウクライナ支援を疑問視する声が高まっている。

共和党のJ.D.バンス上院議員は、米国は「無期限の紛争に際限のない資金を提供するよう求められている」と指摘。上下両院の共和党議員が署名し行政管理予算局(OMB)局長に宛てた、支援に疑問を呈する書簡をXに投稿し、「もうたくさんだ」と書き込んだ。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

英財務相、G7に一方的な貿易措置自制を要請へ イラ

ワールド

米EU貿易閣僚、重要鉱物協力・関税巡り協議

ワールド

米、ロシア石油タンカーのキューバ入港許可へ=報道

ワールド

米はイラン現体制と和平協議に応じるべきでない、元皇
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 2
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度を決める重要な要素とは?
  • 3
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のSNS動画が拡散、動物園で一体何が?
  • 4
    ビートルズ解散後の波乱...「70年代のポール・マッカ…
  • 5
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 6
    【銘柄】東京電力にNTT、JT...物価高とイラン情勢に…
  • 7
    ヒドラのように生き延びる...イランを支配する「革命…
  • 8
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 9
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反…
  • 10
    カタール首相、偶然のカメラアングルのせいで「魔法…
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」モナコ舞踏会に見る富と慈善
  • 3
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 4
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店…
  • 5
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 6
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 9
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 10
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中