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韓国豪雨、死者40人に 大統領は当局の対応批判
韓国では中部や南部で13日以降、豪雨が続いており、17日時点で死者が39人に上っている。尹錫悦大統領は全力を挙げて対応に当たるよう指示した。清州市で16日撮影(2023年 ロイター/Kim Hong-ji)
[ソウル 17日 ロイター] - 韓国では中部や南部で13日以降、豪雨が続いており、17日時点で死者が40人に上っている。尹錫悦大統領は災害対応規則に従わなかったとして当局の対応を批判した。
内務省によると、このほか9人が行方不明となっているほか、34人が負傷した。
中部・清州市では、河川の堤防が決壊し付近の地下道に大量の水が流れ込み、バスを含む16台の車両が水没。12人の遺体が発見された。
地下道冠水を受けて、当局の災害対応を疑問視する声も上がった。地下道を定期的に利用する一部のドライバーは、冠水が広く予想されていたにもかかわらず通行を禁止しなかったとして当局を批判している。
尹大統領は災害対応に関する会議を招集。災害に弱い地域への対応のまずさから事態が悪化したと指摘した。「われわれは昨年から、危険地域へのアクセス制限や予防的避難を繰り返し強調してきた。災害対応の基本原則が守られなければ、国民の安全を確保することは難しい」と述べた。
尹氏は被災地を視察し、復旧支援を約束した。
一方、北朝鮮の状況は不明だ。国営メディアはここ数週間、豪雨について報じている。