インド、蓄電池製造に大規模な補助金制度を準備＝ＦＴ

　６月２８日、インド政府は電力系統用蓄電池の製造業者に対する数十億ドル規模の補助金制度を新設する準備を進めている。写真はインドルピー紙幣。シンガポールで２０１７年６月撮影（２０２３年　ロイター／Thomas White）

［２８日　ロイター］ - インド政府は電力系統用蓄電池の製造業者に対する数十億ドル規模の補助金制度を新設する準備を進めている。英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）が２８日に報じた。クリーンエネルギーへの移行の一環だという。

それによると、電力省は国内で電池の製造施設を建設する企業に対し、今年から２０３０年までの期間に総額２１６０億ルピー（２６億３０００万ドル）の補助金を新設することを提案した。

提案書は国内で石炭火力発電所を増設する余力に限界があることも指摘しているという。また、国内で電力貯蔵用蓄電池の生産能力構築を急がなければ、エネルギー移行に伴い中国からの輸入が急増することになると警告した。