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台湾、EUに二者間投資協定の締結要請 「法的枠組み重要」

2023年06月09日(金)18時12分

6月9日、 台湾行政院のトウ振中・首席貿易交渉官は、欧州連合(EU)が台湾からの長期投資を望むのであれば、台湾と二者間投資協定(BIA)を締結すべきだと述べた。写真は台湾の旗。台北で2022年8月撮影(2023年 ロイター/Ann Wang)

[台北 9日 ロイター] - 台湾行政院のトウ振中・首席貿易交渉官は9日、欧州連合(EU)が台湾からの長期投資を望むのであれば、台湾と二者間投資協定(BIA)を締結すべきだと述べた。

EUは台湾積体電路製造(TSMC)など台湾のハイテク企業に対し、工場建設を誘致している。

台湾は以前からBIAの締結をEUに繰り返し要求。EUは2015年にBIA締結候補のリストに台湾を掲載したが、その後、この問題について台湾側との協議は行っていない。

トウ氏は台北の事務所でロイターに対し、TSMCが米アリゾナ州に400億ドルを投資することを欧州は「間違いなく羨んでいる」と発言。

台湾はEUと多くの対話を行ってきたが、EUは台湾企業が「安心感」を得られるような投資の法的枠組みの整備に抵抗しているとし、「将来に向けて長期的な発展を望むのであれば、法的枠組みが非常に重要だというのがわれわれの主張だ」と述べた。

ロイター
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