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バイデン氏、性的少数者への差別を改めて批判 新たな対応策打ち出す

6月8日、バイデン米大統領は、LGBTQプラス(性的少数者)に対する差別や憎悪犯罪(ヘイトクライム)を改めて批判し、これに対処する新たな措置を打ち出した。写真は2022年にホワイトハウスで開催されたプライド月間のイベント(2023年 ロイター/Sarah Silbiger)
[ワシントン 8日 ロイター] - バイデン米大統領は8日、LGBTQプラス(性的少数者)に対する差別や憎悪犯罪(ヘイトクライム)を改めて批判し、これに対処する新たな措置を打ち出した。
バイデン氏は「一部のヒステリックで偏見に満ちた人々」がLGBTQプラスに標的にする行為にかかわっており、「それは恐怖に訴え、完全かつ徹底的に不当であって、実に醜悪だ」と切り捨てた。
さらにバイデン氏は、野党共和党がLGBTQプラス、とりわけトランスジェンダーの若者が不利益を被る法案を乱発していると主張。「彼らはわれわれの子どもであり、隣人なのに残酷で無慈悲だ。みんなわれわれの子どもではないか」と訴えた。
バイデン氏は、各地の学校やLGBTQプラスの児童らが関連図書の「禁書」を回避したり、コミュニティーセンターが脅迫と戦ったり、トランスジェンダーの若者がより適切なケアを受けたり、差別を認めない「平等法」を議会で成立させたりするための支援策を打ち出した。
「LGBTQの米国民、特に子どもたちは愛され、声は届いており、今の政権はあなた方を支えている。われわれは1秒たりともこの決意をゆるがせにはしない」とバイデン氏は強調した。