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大統領選出馬の共和ヘイリー氏、ウクライナ巡りトランプ氏批判

6月4日、2024年米大統領選への出馬を表明している共和党のニッキー・ヘイリー氏(写真)は、ロシアとの戦争でウクライナの勝利を望んでいるか明言しなかったとして、トランプ前大統領とデサンティス・フロリダ州知事を批判した。写真はアイオワ州 デモイン で3日撮影(2023年 ロイター/Dave Kaup)
[4日 ロイター] - 2024年米大統領選への出馬を表明している共和党のニッキー・ヘイリー氏は4日、ロシアとの戦争でウクライナの勝利を望んでいるか明言しなかったとして、トランプ前大統領とデサンティス・フロリダ州知事を批判した。
ヘイリー氏はトランプ前政権下で国連大使を務めた。トランプ氏とデサンティス氏も出馬を発表しており、ヘイリー氏にとって指名争いのライバルだ。
トランプ氏は最近のタウンホールイベントで、戦争終結を望んでいるが、ウクライナとロシアが和平交渉をするのを支援すると発言。
デサンティス氏も最近、和平を支持するとしたほか、25年1月に次期大統領が就任宣誓を行うまでに戦争が終結していることを期待しているなどと述べた。また、ウクライナは「領土問題」だとするコメントが批判を浴び、その後撤回に追い込まれている。
ヘイリー氏はアイオワ州で行われたCNNのタウンホールで、「これは領土問題で、中立を保つべきと言うのは正しくない」と主張。「ウクライナが勝利することが、われわれの国家安全保障にとって最善の利益だ」と語った。
5月に実施されたロイター/イプソス世論調査によると、大統領選の共和党候補者を選ぶ予備選挙の有権者による支持率は、トランプ氏が49%で他を圧倒。第2位はデサンティス氏の19%。3位以下との差は大きく、ヘイリー氏はわずか4%にとどまっている。