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欧州政治共同体がモルドバで首脳会議、ウクライナ支援アピール

5月30日、欧州連合(EU)の加盟27カ国と非加盟国20カ国は6月1日、欧州政治共同体(EPC)の首脳会議を旧ソ連のモルドバで開催する。キシナウで4月撮影(2023年 ロイター/Vladislav Culiomza)
[パリ/キシナウ 30日 ロイター] - 欧州連合(EU)の加盟27カ国と非加盟国20カ国は6月1日、欧州政治共同体(EPC)の首脳会議を旧ソ連のモルドバで開催する。幅広い戦略的課題が取り上げられ、モルドバがEU加盟に向けた改革の進展を示す機会にもなるが、会議ではウクライナ支援の結束ぶりをアピールすることに重点が置かれそうだ。
EU当局者は会議を控えて記者会見し、「モスクワに対して47カ国がすぐ隣の国で首脳会議を開けば、それは重要なメッセージになる」と述べた。
ウクライナと北大西洋条約機構(NATO)加盟国ルーマニアに挟まれた小国モルドバは、国民1人当たりのウクライナ難民受け入れ人数が世界最大。ロシアのウクライナ侵攻に伴い食品やエネルギーの価格が高騰している。
モルドバ政府は、ロシア系住民が多い地域の独立運動にロシアが影響力を行使し、国内の安定を損なおうと画策しているとしてロシアを非難している。