[ウェリントン 23日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)のチーフエコノミスト、ポール・コンウェイ氏は23日、国内経済に好ましい需要減速が見られるが、インフレ期待が抑制されているかは不明だと述べた。

NZ中銀は2021年10月からの利上げで金利を450ベーシスポイント(bp)引き上げ、現在政策金利は4.75%となっている。中銀は経済が浅いリセッションに入るとの見通しを示している。第4・四半期の国内総生産(GDP)は0.6%縮小した。

コンウェイ氏は、これまで実施した利上げの効果はまだ経済に浸透しておらず、個人消費をさらに圧迫する可能性が高いと指摘した。

インフレ率は7.2%と、約30年ぶりの高水準となっており、中銀目標の1─3%を大きく上回っている。第1・四半期の短期インフレ期待は5.5%を上回る水準にとどまっている。

コンウェイ氏は「われわれが推計した(景気を過熱も冷やしもしない)中立金利は、政策金利がこの水準を十分に上回り、好ましい収縮効果をもたらしていることを示している」と指摘した。

ただ、インフレ期待が低下しなければ、追加措置や実態経済に対する取り組みが必要になると説明した。

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