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インド製目薬、米FDAが使用中止勧告 薬剤耐性菌で感染症の恐れ

2023年02月06日(月)11時44分

米食品医薬品局(FDA)は2日、インドの製薬会社グローバル・ファーマ・ヘルスケアの点眼薬「アーティフィシャル・ティアーズ」について、混入した薬剤耐性菌が感染症を引き起こす恐れがあるとして消費者に使用中止を勧告した。写真は2020年8月、メリーランド州ホワイトオークで撮影(2023年 ロイター/Andrew Kelly)

[ニューデリー 3日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は2日、インドの製薬会社グローバル・ファーマ・ヘルスケアの点眼薬「アーティフィシャル・ティアーズ」について、混入した薬剤耐性菌が感染症を引き起こす恐れがあるとして消費者に使用中止を勧告した。

米疾病対策センター(CDC)によると、1月31日時点でこの点眼薬の使用との関連で、12州で少なくとも55件の感染症の報告があった。視力を失ったケースがあるほか、1人が死亡したという。

この点眼薬は米エズリケアとデルサム・ファーマの2社を通じて米国内で販売された。グローバル・ファーマは1日、使用期限前の同点眼薬の自主回収を発表した。

エズリケアは1日の声明で製品の流通と販売を停止したと発表。薬剤耐性菌の発生と製品との関連を断定する試験結果については承知していないと説明した。

インド政府関係者は3日、ロイターに対し、連邦政府と薬事当局がチェンナイ近くにある、グローバル・ファーマから製造を受託している工場に調査チームを派遣したことを明らかにした。

ロイター
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