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ウクライナ・ヘルソン地域からの民間人の避難必要=ロシア大統領
ロシアのプーチン大統領は、ウクライナのヘルソン地域の民間人を紛争地域から避難させるべきだと訴えた。4日、モスクワで撮影(2022年 ロイター/Sputnik/Grigory Sysoyev/Pool via REUTERS)
[ロンドン 4日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は4日、ウクライナのヘルソン地域の民間人を紛争地域から避難させるべきだと訴えた。国営テレビで放送され、国営ロシア通信(RIA)が報じた。自身が「併合」したと主張する地域の状況が悪化していることを初めて認めた発言だ。
プーチン氏はロシアの祝日「民族統一の日」に当たるこの日、親大統領派の活動家らに対して「今や当然ながら、最も危険な活動が展開されているヘルソン地域から住民を避難させるべきだ。民間人は被害を被るべきでないからだ」と語った。
1人の活動家が赤の広場でヘルソン地域にロシア国旗を届ける仕事について話した後、プーチン氏が自発的に語った。
ロシアが任命したヘルソン地域当局者らは、ここ数週間でウクライナ軍が奪還したヘルソン地域西部から民間人は離れるよう求めていた。ヘルソン地域は、プーチン氏が9月のロシア大統領府の式典でロシアの一部と宣言したウクライナの4州の一つ。
ヘルソン地域のロシア文民高官、キリル・ストレムソフ氏は3日、ドニエプル川の西岸にある地域から離れるよう民間人に呼びかけるビデオを数回流した。ロシア軍が近いうちにドニエプル川西岸をウクライナに明け渡すとの見通しを表明していた。