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フィリピン、ロシア製ヘリ購入取りやめ 米国の制裁懸念=AP
2022年07月27日(水)18時50分
フィリピン政府はロシアから軍用ヘリコプター16機を購入する契約を取り消した。AP通信が27日、フィリピン当局者の話として報じた。米国の制裁を懸念したとしている。写真はロシアのカザンで2020年8月に撮影したMi─17ヘリコプター(2022年 ロイター/Alexey Nasyrov)
[27日 ロイター] - フィリピン政府はロシアから軍用ヘリコプター16機を購入する契約を取り消した。AP通信が27日、フィリピン当局者の話として報じた。米国の制裁を懸念したとしている。
報道によると、国防相を務めたデルフィン・ロレンザーナ氏は26日夜、127億フィリピンペソ(2億2700万ドル)相当のミル17(Mi─17)ヘリの購入契約は取り消されたと述べた。
ヘリの購入はドゥテルテ前大統領が先月、6月30日の任期前に承認したという。
ロレンザーナ氏はAP通信に「われわれは制裁に直面する恐れがある」と語った。ロシア製ヘリの購入取りやめについて米安全保障当局は承知しており、代わりに同様の大型ヘリを供給する可能性があると述べた。
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