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物価高の総合緊急対策を着実に実行していく=CPI上昇で官房長官
松野博一官房長官は20日の閣議後会見で、4月の全国消費者物価指数(CPI)が大きく伸びたことに関連し、政府が策定した原油価格・物価高騰等総合緊急対策を着実に実行していく考えを示した。2021年10月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 20日 ロイター] - 松野博一官房長官は20日の閣議後会見で、4月の全国消費者物価指数(CPI)が大きく伸びたことに関連し、政府が策定した原油価格・物価高騰等総合緊急対策を着実に実行していく考えを示した。金融政策への影響については「具体的な手法は日銀に委ねられるべき」と述べた。
総務省が発表した4月のCPI(生鮮食品を除く総合)は、携帯電話通信料の引き下げの影響が一巡したことなどを要因に前年比プラス2.1%と、2015年3月以来約7年ぶりの伸び率となった。日銀が政策目標とする総合指数も2.5%上昇と、目標の2%を超えた。。
松野長官は、政府・日銀は共同声明で持続可能な物価安定の実現を目指すとしているが、黒田東彦日銀総裁は2%目標を安定的に実現するまでにはなお時間を要し、現在の強力な金融緩和を粘り強く続けていくことが適当だと述べていると説明。日銀には引き続き、政府と連携して必要な措置を適切に講じてほしいと語った。
財務省の総括審議官が暴行の疑いで逮捕されたとの報道に関する質問には、個別の事案にはコメントを控えると述べるにとどめた。
NHKは20日、東京都内を走行中の電車内で他の乗客を殴ったなどとして財務省の総括審議官、小野平八郎容疑者が暴行の疑いで逮捕されたと伝えた。