ニュース速報

ワールド

G20、世界的分断の反転へ力強い政策運営を=IMF専務理事

2021年02月25日(木)02時01分

2月24日、国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は、貧困国に新型コロナウイルスワクチンを届けるために一段と広範な国際協力が必要との考えを示し、20カ国・地域(G20)に対し、発展途上国の大半に長年にわたる傷跡を残す恐れのある「危険な分断化」の反転に向け力強い政策措置を取るよう呼び掛けた。写真は2019年10月、ワシントンで開かれた年次会合に出席するゲオルギエワ専務理事(2021年 ロイター/Mike Theiler)

[ワシントン 24日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は24日、貧困国に新型コロナウイルスワクチンを届けるために一段と広範な国際協力が必要との考えを示し、20カ国・地域(G20)に対し、発展途上国の大半に長年にわたる傷跡を残す恐れのある「危険な分断化」の反転に向け力強い政策措置を取るよう呼び掛けた。

26─27日にビデオ会議形式で開かれるG20財務相・中央銀行総裁会議向けの文書で、貧困国に対するワクチン供給を加速させるために、追加的な資金の提供のほか、必要以上の量のワクチンを確保した国による再配分などの取り組みが必要と指摘。

「先進国と一部の新興国が速く回復する一方、大半の途上国が長年にわたり取り残されるリスクがある。こうした危険な分断化を反転させるために、現時点で力強い政策措置を導入する必要がある」と述べた。

また、G20諸国に対し景気支援に向け目標を絞った財政政策を維持するよう呼び掛けたほか、各国中央銀行は家計と企業の支援に向け緩和的な金融政策を維持する必要があるとの考えを示した。

IMFは世界経済の成長率について、2021年は5.5%、22年は4.2%と予想。ゲオルギエワ氏は、新型コロナ変異株の出現のほか、世界的にワクチン接種が遅延していることを踏まえると、この見通しの不確実性は高いと指摘。「長い時間がかかり、先行きが不透明な回復になる」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

衆院選きょう投開票、自民が終盤まで優勢 無党派層で

ワールド

イラン、中東の米軍基地標的に 米が攻撃なら=外相

ワールド

米、対インド25%追加関税撤廃 貿易の暫定枠組み公

ワールド

ウクライナのエネ施設に大規模攻撃、無人機400機以
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予防のために、絶対にしてはいけないこととは?
  • 2
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 3
    韓国映画『しあわせな選択』 ニューズウィーク日本版独占試写会 60名様ご招待
  • 4
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 5
    韓国ダークツーリズムが変わる 日本統治時代から「南…
  • 6
    【台湾侵攻は実質不可能に】中国軍粛清で習近平体制…
  • 7
    心停止の8割は自宅で起きている──ドラマが広める危険…
  • 8
    【銘柄】「ソニーグループ」の株価が上がらない...業…
  • 9
    日経平均5万4000円台でも東京ディズニー株は低迷...…
  • 10
    「エプスタインは悪そのもの」「悪夢を見たほど」──…
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 3
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 4
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 5
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 6
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 7
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 8
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 9
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 10
    エヌビディア「一強時代」がついに終焉?割って入っ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 10
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中