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ジスカールデスタン元仏大統領が死去 新型コロナで 94歳

2020年12月03日(木)12時19分

12月2日、フランスのバレリー・ジスカールデスタン元大統領(写真)が死去した。パリで2016年2月撮影(2020年 ロイター/Benoit Tessier)

[パリ 2日 ロイター] - フランスのバレリー・ジスカールデスタン元大統領が2日、新型コロナウイルス感染のため死去した。94歳だった。

同氏の財団によると、ロワールエシェール県の自宅で死去した。今年9月に呼吸器障害で入院し、いったん退院したが、11月中旬に再度入院した。

1974年に当時戦後最年少の大統領として48歳の若さで就任。1981年までの1期、大統領を務めた。人工中絶合法化や双方の合意に基づく離婚の許可、選挙権年齢の21歳から18歳への引き下げを実現し、フランス社会の近代化を進めた。81年の大統領選挙では社会党のミッテラン氏に敗れ、再選はならなかった。

シュミット元西ドイツ首相と緊密な関係を築き、同氏と共に欧州統一通貨ユーロの前身となる欧州通貨制度(EMS)を導入した。

欧州連合(EU)支持者として知られ、2016年の英国民投票時には英国のEU残留を強く訴えていた。

*内容を追加しました。

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