ニュース速報

ワールド

米国民も「独立再宣言」へ、英支配権取り戻した=トランプ氏

2016年06月25日(土)06時51分

 6月24日、ドナルド・トランプ氏は、英国は支配権を取り戻したと述べた。写真はスコットランドのターンベリーで同日撮影(2016年 ロイター/Carlo Allegri)

[ターンベリー(スコットランド) 24日 ロイター] - 米大統領選の共和党候補指名が確定した実業家ドナルド・トランプ氏は24日、英国の国民投票結果について、欧州連合(EU)からの離脱に投票することで、国の支配権を取り戻したと述べた。

トランプ氏はこの日、ゴルフ場の再開に立ち会うため、スコットランドのターンベリーに個人所有のヘリコプターで到着した。この際、英国のEU離脱(ブレグジット)に関する記者らの質問に答えて「英国人は自分たちの国の支配権を取り戻した。素晴らしいことだ」と発言。「世界中で、人々が憤っている。国境や、自分の国を乗っ取った移民に対して憤っている」と述べた。

そのうえで、「同様の動きが米国でも起きている」とし、11月8日に迫る米大統領選では米国民も「独立を再宣言」し、「世界のエリートによる支配を拒否」する機会を得ることになると強調した。

民主党候補の指名を確実にしたヒラリー・クリントン氏も声明で、米国の利益や国民の生活を守り、敵に立ち向かうためにも、現在のような不透明な時期には「ホワイトハウスに冷静かつ堅実で、経験豊かな指導者が必要であることは明白」と強調。「問題の解決に向けて、互いを中傷し合うのではなく、国として一丸となることが必要であることも浮き彫りとなった」と語った。

*内容とカテゴリー、写真を追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

プーチン大統領、通算5期目始動 西側との核協議に前

ビジネス

UBS、クレディS買収以来初の四半期黒字 自社株買

ビジネス

中国外貨準備、4月は予想以上に減少 金保有は増加

ワールド

中国、エアバスと航空分野の協力深化へ 覚書に署名=
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国の研究チームが開発した「第3のダイヤモンド合成法」の意義とは?

  • 2

    「真の脅威」は中国の大きすぎる「その野心」

  • 3

    翼が生えた「天使」のような形に、トゲだらけの体表...奇妙な姿の超希少カスザメを発見、100年ぶり研究再開

  • 4

    外国人労働者がいないと経済が回らないのだが......…

  • 5

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 6

    メーガン妃を熱心に売り込むヘンリー王子の「マネー…

  • 7

    ウクライナがモスクワの空港で「放火」工作を実行す…

  • 8

    単独取材:岸田首相、本誌に語ったGDP「4位転落」日…

  • 9

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 10

    こ、この顔は...コートニー・カーダシアンの息子、元…

  • 1

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受ける瞬間の映像...クラスター弾炸裂で「逃げ場なし」の恐怖

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる4択クイズ

  • 4

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 5

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 6

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS…

  • 7

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    ロシア軍の拠点に、ウクライナ軍FPVドローンが突入..…

  • 10

    「500万ドルの最新鋭レーダー」を爆破...劇的瞬間を…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

  • 10

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中