英GSKの次世代がん治療薬有望か、初期データで高い腫瘍縮小効果
GSKのロゴ。2022年8月10日撮影のイメージ写真。REUTERS/Dado Ruvic/Illustration
Bhanvi Satija
[ロンドン 12日 ロイター] - 英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)が開発中のがん治療用抗体薬物複合体(ADC)「モーレズ」が、ブロックバスター(売上高が非常に大きい医薬品)となる可能性がある。進行性で治療が困難ながん患者において、同薬が腫瘍の縮小に寄与したことを示すデータが得られたことを受け、同社オンコロジー(がん)部門の研究責任者、ヘシャム・アブドラ氏が12日、記者団との電話会議で明らかにした。
アブドラ氏は「現段階でモーレズは当社の優先資産だ。ブロックバスターになる可能性は間違いなくある」と述べた。
初期段階の試験結果によると、腫瘍が30%以上縮小する「有意な縮小」を達成した患者の割合は、プラチナ製剤耐性卵巣がんで62%、子宮内膜がんで67%にそれぞれ達した。
同社は現在、モーレズを卵巣がんと子宮内膜がんを対象とした2つの後期臨床試験で検証しており、今後数カ月以内にさらに3つの試験を開始する計画だ。
データはGSKの急成長しているオンコロジー事業に弾みをつける内容。今年1月に就任したルーク・マイルズ最高経営責任者(CEO)は、新薬開発を加速する方針を示しており、アブドラ氏によると、この方針は既に製品開発に反映されているという。





