中国3月製造業PMIは50.8、価格上昇圧力強まる=民間調査
中国浙江省杭州市の家具用金属部品を製造する工場。2020年4月撮影(Reuters/China Daily提供)
[北京 1日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた3月のレーティングドッグ中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は、景況拡大・縮小の分かれ目となる50を4カ月連続で上回った。生産と新規受注の増加が続いた。ただ、価格上昇圧力が急激に強まったことも示された。
PMIは50.8と前月の52.1から低下し、アナリスト予想の51.6を下回った。
中国国家統計局が前日に発表した3月の製造業PMIは50.4となり、12カ月ぶりの高水準を記録していた。
レーティングドッグの調査では、新規受注が10カ月連続で増加した。新規輸出受注も増加したが、2月からペースは鈍化した。
生産は4カ月連続で増加。第1・四半期の生産の伸びは2024年第4・四半期以来の速いペースとなった。
レーティングドッグの創業者、姚イク氏は「特にコスト圧力が大幅に強まった」と述べた。
インフレ圧力は中東情勢を背景に急激に高まった。投入コストは22年3月以来のペースで上昇し、製造業者がコスト上昇分を転嫁したことで、製品価格の上昇ペースは4年ぶりの速さとなった。
3月にはサプライチェーン(供給網)の逼迫も深刻化した。サプライヤーの納期は5カ月ぶりに延び、22年12月以来の長さとなった。企業は供給網の混乱や原材料価格の変動、サプライヤーの生産能力の制約を理由に挙げた。
受注の増加や受注残に対応するため、雇用増加のペースは加速した。
購買活動は3カ月連続で拡大したが、ペースは2月から鈍化した。一部企業が既存在庫で注文に対応したため、完成品在庫は減少した。
需要回復、生産能力への投資、政府の支援策に対する期待に支えられ、企業は今後1年間の生産見通しについて引き続き楽観的な姿勢を維持した。ただ、コスト上昇やリードタイムの長期化に対処する中、信頼感は2月から低下した。





