NY外為市場=ドル上昇、中東情勢悪化で安全資産志向強まる
ホルムズ海峡を示す地図(2025年6月22日撮影)。REUTERS/Dado Ruvic
[ニューヨーク 11日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルがユーロと円に対して上昇した。この日はイランによる新たな攻撃でタンカーやエネルギー貯蔵施設が被害を受けるなどしたため、中東紛争の激化を巡って投資家は依然として神経質になっている。ドルは2月末以降、安全資産への逃避から対ユーロで約2%上昇している。
ドルは対ユーロで0.4%上昇した。ドル/円は0.5%上昇し158.90円となった。
ロンドンのバリンジャー・グループの外為市場アナリスト、カイル・チャップマン氏は「イラン戦争とエネルギー価格への影響は依然として外為市場の主な焦点だ。イランがホルムズ海峡の船舶を攻撃し、機雷敷設を試みているため、戦争の早期終結への楽観論は再び薄れつつあるようだ」と指摘した。
米労働省が11日発表した2月の米消費者物価指数(CPI)は前年比2.4%上昇し、1月の伸び率と一致した。しかし、エネルギー価格の高騰を受けて、トレーダーらはこれらのデータよりも、今後数カ月間のインフレに対する懸念に注目した。
投資家らは、今後数カ月でインフレ率が急上昇すれば、連邦準備理事会(FRB)による追加利下げは困難になると指摘した。
市場のボラティリティーが急上昇し、ポジションが集中する中でも、リスクに敏感な通貨であるポンドが堅調に推移していることは注目に値するとの指摘もある。原油供給ショックへの懸念から不安定な取引となった英ポンドは、この日ほぼ横ばいの1.3414ドルで推移した。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは1%上昇して7万0794ドルとなった。
ドル/円 NY午後3時 158.92/158.93
始値 158.29
高値 158.97
安値 158.26
ユーロ/ドル NY午後3時 1.1571/1.1573
始値 1.1607
高値 1.1612
安値 1.1562
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