太平洋セメント、比子会社で特損244億円計上 純利益予想を下方修正
Kentaro Okasaka
[東京 10日 ロイター] - 太平洋セメントは10日、フィリピンでセメント製造・販売を担う連結子会社の工場建物、製造用機械設備など固定資産に関わる減損損失244億円を特別損失として計上すると発表した。これに伴い、2026年3月期通期の連結純利益予想を従来の450億円から170億円(前年比70.4%減)に下方修正した。
IBESがまとめたアナリスト6人の純利益予想の平均値457億円を下回った。
新型コロナウイルス禍後の金利上昇と需要停滞を踏まえて事業計画を見直し、減損テストを行った結果としている。減損損失に伴い、同子会社の株式価値が著しく下落、株式評価損378億円を特別損失として個別決算で計上した。連結業績への影響はない。
フィリピンのセメント市場については、経済成長に伴い中長期的には需要拡大が続くという見通しに変更はないと説明。同連結子会社を東南アジアの事業基盤強化に重要な拠点と位置づけ、収益改善に向けコスト削減や販売数量拡大を図るとしている。





