午後3時のドルは156円半ばへ下落、イベント一巡 介入警戒も
2月9日、午後3時のドルは、前営業日ニューヨーク市場終盤からドル安/円高の156円半ばで取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2026年 ロイター/Dado Ruvic)
(本文中の誤字を修正しました。)
Atsuko Aoyama
[東京 9日 ロイター] - 午後3時のドルは、前営業日ニューヨーク市場終盤からドル安/円高の156円半ばで取引されている。衆院選を通過していったん利益確定の円買いが優勢になったとみられるほか、介入警戒感がくすぶる中で上値も重く、ドル/円の上昇が勢いづくと日本政府からの口先介入などで下げが深まった。
ドルは午前中に157円後半で上値を試す場面もあったものの、上昇が勢いづいたところでは相場が大きく下げる値動きが繰り返された。三村淳財務官の発言も、市場の警戒感に拍車をかけた面があるとみられる。三村財務官の発言後に下げが加速したドル/円は一時156円前半まで売られる場面もあった。
三村財務官は9日、衆院選で自民党が大勝した結果を受けた為替の動きについて「市場を高い緊張感をもって注視するのみだ」と語った。片山さつき財務相が同日にも市場と対話する可能性があると話しているとの質問には「常に対話をしている」と応じた。
市場関係者からは衆院選のイベント通過で「いったん利益確定の円買いが優勢になった」(ニッセイ基礎研究所上野剛志・主席エコノミスト)可能性が指摘されている。ただし、「新たな円買い材料が投入されたわけではない」(同)として、円安リスクは残るとの見方がある。
少数与党下での積極財政で円と共に債券売りにつながった投機的な動きが、今回の衆院選の自民圧勝でいったん落ち着くとの指摘もある。これまで少数与党下では野党の要求をのまざるを得なかったのに対して、「今後、盤石な政権基盤となった高市トレードは以前と異なる」(りそなホールディングスの井口慶一シニアストラテジスト)として、「財政不安に対する警戒感は幾分後退する」(同)との見方だ。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 156.61/156.62 1.1832/1.1835 185.33/185.34
午前9時現在 157.25/157.27 1.1824/1.1830 186.00/186.02
NY午後5時 157.20/157.23 1.1816/1.1818 185.71/185.84





