スペースXの上場計画を投資家は歓迎 史上「最も熱狂」のIPOか
写真はスペースXのロゴとイーロン・マスク氏の写真。2022年12月撮影。 REUTERS/Dado Ruvic
Ross Kerber Echo Wang Joey Roulette
[ボストン/ニューヨーク 11日 ロイター] - 米実業家イーロン・マスク氏が率いる米宇宙開発企業スペースXが新規株式公開(IPO)を検討しているとの報道を投資家は歓迎している。
実現すれば、マスク氏が掲げる火星への飛行構想に必要な資金の調達に役立つとともに、同社の評価額が1兆ドルを超える見込みだ。一部の投資家は、同社への投資機会を数年間待ち続けてきた。
事情に詳しい関係者によると、スペースXはIPOで250億ドル超の資金調達を目指している。上場は早ければ来年6月にも実現する可能性がある。
フューチュラム・エクイティーズのチーフ市場ストラテジスト、シャイ・ボルーア氏はインタビューでスペースXの上場について、リスクが高く資本集約型の事業ではあるが、個人投資家からの株式の引き合いは「旺盛」になると予想。「株式市場の歴史で最も熱狂したIPOになるだろう。仮に(時価総額)1兆5000億ドルを目指すのなら、取引開始後に2兆ドルを超えても意外ではない」との見方を示した。
GAMCOインベスターズの共同最高投資責任者、クリストファー・マランギ氏は、マスク氏が会社にもたらすリスクとドラマは、こうした類いの企業への投資には「付き物」だと指摘。GAMCOがスペースX株を購入するかどうかに言及するには「あまりにも臆測」の段階にあるが、「概念としては、宇宙開発企業の見通しには心を躍らせるだろう」と語った。
ニューバーガー・バーマンの「クオリティ・エクイティ・ファンド」(運用資産21億ドル)を運用するシニア・ポートフォリオマネジャー、ダン・ハンソン氏は、スペースXは好調な既存事業と将来の可能性が組み合わさってIPOでは大きく関心を引くはずだと見込む。
同氏は、火星に人類を送り込むといった理論上のプロジェクトが関心を集めるとみられる一方、スペースXのロケット打ち上げ事業と通信衛星サービス「スターリンク」は既に確立されており、高い評価を得るのに役立つため、IPOへの備えができると説明。IPOで調達した資金は、宇宙を拠点とするデータセンターといったスペースXの新たな事業の資金繰りを支援する可能性があると話した。宇宙のデータセンターは、地上のデータセンターほど冷却にエネルギーを使う必要がないという。
オーシャン・パーク・アセット・マネジメントのジェームズ・セントオービン最高投資責任者(CIO)は、スペースXには「今日のテクノロジー革命における市場の主役に必要な看板要素が全てそろっている」と評価。「サービスの見通しは晴天のように明るい。これにより投資家はバリュエーションを巡る懸念を脇に置いたまま、成長見通しの暴走を放置できる」と言及した。
同氏はさらに、投資家は来年には超大型ハイテク株7銘柄「マグニフィセント・セブン」にスペースXを加えた8銘柄「グレート・エイト」を話題にしているかもしれないとも語った。
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