ニュース速報
ビジネス

前場の日経平均は続伸、AI関連株などが押し上げ TOPIXは小反落

2025年12月03日(水)12時00分

東京証券取引所で2020年10月撮影。REUTERS/Issei Kato

前場の東京株式市場で日経平均は続伸し、前営業日比559円49銭高の4万9862円94銭だった。前日の米国株式市場の流れを受けて、指数寄与度の高い人工知能(AI)や半導体関連株が押し上げた。一方、TOPIXは小幅に反落した。

日経平均は237円高で寄り付いた後、400円超となった。その後はレンジ内での小動きが続いていたが、前場終盤で再び上値を追う展開となり、571円高の4万9874円58銭まで上昇した。

SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「ドル高/円安と日銀の利上げ観測を受けた調整が一服し、買い戻しが優勢となった」と分析する。ただ、AI相場を巡る不安が払拭されたわけではないため、当面は「行ったり来たりの動きが続くのではないか」(山口氏)とみている。

TOPIXは0.05%安の3339.47ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆6248億9000万円だった。

東証33業種では、値下がりは銀行、電気・ガス、小売、陸運など19業種、値上がりは非鉄金属、電気機器など14業種となった。

主力株では、アドバンテスト、ソフトバンクグループが5%超高、東京エレクトロンが4%超高となったほか、SCREENホールディングス、ルネサスエレクトロニクスがそれぞれ7%超上昇した。

半面、イオンは5%超安、第一三共、ニトリホールディングス、大阪ガスは3%超下落した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが524銘柄(32%)、値下がりは1025銘柄(63%)、変わらずは60銘柄(3%)だった。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

原油先物は続落、供給過剰への懸念広がる

ビジネス

来年末のS&P500、現行水準から10%上昇へ=B

ビジネス

キオクシアHD株、ベインキャピタル系が一部売却 保

ビジネス

前場の日経平均は続伸、AI関連株などが押し上げ T
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    大気質指数200超え!テヘランのスモッグは「殺人レベル」、最悪の環境危機の原因とは?
  • 2
    トランプ支持率がさらに低迷、保守地盤でも民主党が猛追
  • 3
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇気」
  • 4
    若者から中高年まで ── 韓国を襲う「自殺の連鎖」が止…
  • 5
    コンセントが足りない!...パナソニックが「四隅配置…
  • 6
    海底ケーブルを守れ──NATOが導入する新型水中ドロー…
  • 7
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 8
    「世界一幸せな国」フィンランドの今...ノキアの携帯…
  • 9
    22歳女教師、13歳の生徒に「わいせつコンテンツ」送…
  • 10
    もう無茶苦茶...トランプ政権下で行われた「シャーロ…
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 3
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 4
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 5
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 8
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 9
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 10
    【クイズ】世界遺産が「最も多い国」はどこ?
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中