ニュース速報
ビジネス

ホンダが初の赤字転落へ、最大6900億円 需要減でEV3車種の開発中止

2026年03月12日(木)17時19分

 3月12日、ホンダは、2026年3月期の最終損益予想を従来の3000億円の黒字から4200億─6900億円の赤字に下方修正すると発表した。写真はホンダのロゴ。2019年3月、ジュネーブで撮影(2026年 ロイター/Pierre Albouy)

Kentaro Okasaka Maki Shiraki

[東京 12日 ロ‌イター] - ホンダ‌は12日、2026年3月期の最終損益予想​を従来の3000億円の黒字から4200億─6900億円の赤字に下⁠方修正すると発表​した。北米で生産予定だった電気自動車(EV)3車種の開発・発売の中止を決定し、これに伴う損失計上が響⁠く。

今期に8200億─1兆1200億円の営業費用と、1100億ー1500億円の持ち分法による投資損失⁠を計​上する見込み。また、27年3月期以降の連結業績において、今期分と合わせて最大2兆5000億円の追加費用・損失計上の可能性がある。

北米で生産予定だった「ゼロシリー⁠ズ」のスポーツ多‌目的車(SUV)とサルーン、「アキュラRSX」⁠のEV3車⁠種の開発・発売を取りやめ、これを含めた四輪電動化戦略の見直しを行った結果としている。EV需要が大幅に減少‌している現在の事業環境下​で生‌産・販売を開⁠始すると、​将来にわたってさらなる損失拡大を招くおそれがあると判断したという。

今期の営業損益予想も従来の5500億円の黒字から2700億─5700億円‌の赤字に転落する見通し。同社によると、記録が残る1975年以降で​通期の営業赤⁠字と最終赤字は今回が初めてとなる見込み。

業績悪化を受けて、社長と副社​長の月額報酬を30%、3カ月分自主返上する。

四輪事業の中長期戦略再構築の詳細については、5月の会見で発表する予定。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

香港当局、国泰君安など3社捜査 インサイダー取引で

ワールド

韓国国会、対米3500億ドル投資法案承認 造船など

ビジネス

ホンダが初の赤字転落へ、最大6900億円 需要減で

ワールド

中国全人代、民族団結法可決 中華民族帰属意識を促進
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 2
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃に支持が広がるのか
  • 3
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車整備は収入増、公認会計士・税理士は収入減
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 6
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 7
    「邪悪な魔女」はアメリカの歴史そのもの...歌と魔法…
  • 8
    イランがドバイ国際空港にドローン攻撃...爆発の瞬間…
  • 9
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 10
    2万歩でも疲れない? ディズニー・ユニバで足が痛く…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 6
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 7
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 8
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示…
  • 9
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だっ…
  • 10
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中