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26年の米成長率予想2%に上振れ、雇用は低調に推移=NABE調査

2025年11月25日(火)04時55分

米カリフォルニア州ロサンゼルスのショッピングモールで2025年5月12日撮影。REUTERS/Kylie Cooper

Howard Schneider

[ワシントン 24日 ロイター] - 全米企業エコノミスト協会(NABE)が24日公表した調査によると、2026年の米成長率予想(中央値)は2%と、10月の前回調査時の1.8%から小幅に上振れた一方、雇用の伸びは依然として低調に推移する見込みだ。

11月3─11日にかけて42人の予測担当者を対象に実施された今回の調査によると、年末のインフレ率は2.9%と、前回10月の3%をわずかに下回ると予想。インフレの高止まりを受け、連邦準備理事会(FRB)が追加利下げペースを減速するとの見通しが示された。

個人消費と企業投資の増加が成長を押し上げると見込まれる一方、トランプ政権の関税措置が成長率を0.25%ポイント以上押し下げる要因になるとの見方でほぼ一致した。

月間の雇用の伸びは約6万4000人増と、歴史的な基準から見ると、控えめな水準にとどまると予想。失業率は来年序盤に4.5%に上昇し、年間を通してこの水準で推移するとの見通しを示した。

予想を上回る成長をもたらす可能性が最も高い要因として、生産性の向上が挙げられた。ただ、より厳格な移民取り締まりが成長を抑制するとの見方も示された。

ロイター
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