JPモルガンなど顧客データ流出の恐れ、IT企業サイバー攻撃で 米紙報道
米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、JPモルガン・チェース、シティグループ、モルガン・スタンレーなどの大手銀行の顧客データが、IT(情報技術)業者へのサイバー攻撃によって流出した可能性があると22日報じた。ニューヨークで10月撮影(2025年 ロイター/Eduardo Munoz)
[22日 ロイター] - 米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、JPモルガン・チェース、シティグループ、モルガン・スタンレーなどの大手銀行の顧客データが、IT(情報技術)業者へのサイバー攻撃によって流出した可能性があると22日報じた。
SitusAMCは22日、自社ウェブサイトで、11月12日にサイバー攻撃を受け、システムから特定の情報が不正アクセスされ、「一部顧客の顧客データも影響を受けた可能性がある」と述べた。影響を受けた可能性のある顧客名は明らかにしていない。
不正アクセスされたデータには、会計文書や法的契約書など、一部の顧客と同社との取引に関連する企業情報が含まれるという。
攻撃は暗号化マルウェアによるものではないとした。攻撃は終息し、サービスは完全に稼動していると説明した。
SitusAMCのマイケル・フランコ最高経営責任者(CEO)はNYTに対し「影響を受けた可能性のあるデータの分析に引き続き集中している」と述べ、法執行機関に通知したと説明した。
NYTによると、連邦捜査局(FBI)のパテル長官は「影響を受けた組織や関係当局と緊密に協力し、影響の把握に努めている。銀行業務への影響は確認されていない」と述べた。





