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イスラエル格付け見通し引き上げ、ガザ停戦受け=S&P

2025年11月10日(月)10時18分

写真はイスラエルのテルアビブの風景。2024年9月、テルアビブで撮影。REUTERS/Amir Cohen

[7日 ロイター] - 格付け会社S&Pグローバルは7日、イスラエルの格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に修正した。パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスと先月合意した停戦を受け安全保障上のリスクの可能性が低下したことを理由に挙げた。

S&Pは「この見通しは、ハマスとイスラエル間の緊張が続き、より広範な地域の安全保障環境が脆弱なままであるとしても、直接的な軍事衝突の規模は抑制されるというわれわれの想定を反映したものだ」と述べた。

ただ、イスラエル議会選を控え、2026年の財政状況が不透明だとも指摘した。

極右派のスモトリッチ財務相は4日、来年度予算について来月閣議決定するとしたが、承認に向けて強い抵抗があり、総選挙前倒しにつながる可能性がある。

S&Pは、25年の一般政府赤字は国内総生産(GDP)比6%をやや下回り、26年は4.8%と予想している。

長期外貨建てソブリン格付けは「A/A─1」に据え置かれた。

ロイター
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