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プライベートクレジット市場、システミックリスクない=ベイン幹部

2025年11月07日(金)18時59分

Kane Wu

[香港 7日 ロイター] - 米投資ファンド、ベイン・キャピタルのプライベートクレジット部門の幹部は、世界のプライベートクレジット市場には現時点でシステミックなリスクは見当たらず、成長機会はアジアが最も大きいとの見方を示した。

同社のクレジットおよびスペシャルシチュエーション担当の副マネジングパートナー、ジェフリー・ホーキンス氏は、今週香港で開かれた国際金融リーダー・サミットに出席後ロイターに対し「市場全体にシステミックな問題があるわけではないが、やや過熱感はある」と述べた。

「大量の新規資金が調達され、その資本を投じる必要が生じている」と指摘。資金が多すぎることで投資が拙速となり、その結果デューデリジェンス(適正評価手続き)が甘くなり、利回りも低下しかねないことが現在の市場における大きな懸念だと述べた。

近年プライベートクレジットへのエクスポージャーを拡大している保険会社について、一般的に短期の負債を抱えずに長期投資を行っているため、高水準のリスクを負っているわけではないとの見方を示した。「市場の混乱の多くは商品自体の根本的なリスクではなく、資産と負債のミスマッチから生じている」と指摘した。

ベインは銀行を介さず企業に直接融資するダイレクトレンディングで、アジアにおけるビジネス機会の拡大に注目していると述べた。「アジアには非常に大きな期待を持っている。米国や欧州全体と比べると留意点はあるものの、成長の観点では世界的に見てアジアが明白な勝者だ」と語った。

同社にとってアジアのダイレクトレンディングではオーストラリアとインドが2大市場だと述べたが、資金調達計画の詳細への言及は避けた。

ロイター
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