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中国、ドル建て国債で40億ドル調達 応募倍率は約30倍

2025年11月06日(木)13時16分

2020年2月3日、北京で撮影されたる中国人民銀行。REUTERS/Jason Lee

Scott Murdoch

[6日 ロイター] - 中国は3年物と5年物のドル建て国債を発行し、総額40億ドルを調達した。

応募倍率は30倍近くに達し、当初のガイダンスに比べて大幅にタイトな水準でプライシングされた。

財政省は6日、起債の完了を正式に確認し、需要が1182億ドルに達したと発表した。

3年債では20億ドルを調達。米国債と同じ水準でプライシングした。5日の当初ガイダンスより約25ベーシスポイント(bp)タイトな水準となった。

5年債でも20億ドルを調達。米国債に2bp上乗せした水準となった。当初ガイダンスより28bpタイトな水準だった。

ブックランナーが明らかにした取引データによると、3年債には462の投資家から516億ドルの応募があった。5年債には586の投資家から665億1000万ドルの応募があった。

中央銀行と政府系ファンドが全体の約43%を購入。投資家の大半はアジアを拠点としていた。全体の約6%は米国を拠点とする投資家が購入した。

アドバイザーは好調な需要について、中国財政省が頻繁にはドル建て債を発行していないことや、昨年サウジアラビアで発行した中国国債のパフォーマンスが好調なことが背景だと説明した。

LSEGのデータによると、中国にとって過去4年で最大のドル建て起債となった。

ロイター
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