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訂正(会社側の申し出)伊藤忠、4─9月期純利益14.1%増 株式5分割と増配発表

2025年11月05日(水)18時45分

(会社側の申し出により、6段落目の「サハリン1」に関する社長の発言を訂正します)

[東京 5日 ロイター] - 伊藤忠商事が5日発表した2025年4─9月期の連結業績(国際会計基準)は、純利益が前年比14.1%増の5002億円だった。豪州の原料炭生産が停滞した金属資源分野が落ち込んだものの、繊維や食料、情報・金融といった非資源が底堅く推移した。

期初想定を超えて順調な進捗としつつ、26年3月期の純利益予想は前年比2.2%増の9000億円で据え置いた。IBESがまとめたアナリスト12人の予想平均9077億円をやや下回った。

会見した石井敬太社長は「米国の相互関税が9月に許容範囲に落ち着き、トレード取引(交易)の回復が見込まれると考えている」とする一方、「過剰設備を抱える中国のダンピングによる価格下落」が続く可能性をマイナス要因に挙げた。

期末配当予想を1株100円から110円(前年実績100円)に引き上げた。中間期の100円と合わせ、年間配当は210円(同200円)を見込む。

株式を5分割することも発表した。12月31日を基準日とし、2026年1月1日に分割する。

石井社長は同社が関わるロシア極東の原油開発プロジェクト「サハリン1」について、継続協議中とした(訂正)。同プロジェクトに参画する石油大手ロスネフチを米国が経済制裁の対象に加えたが、「現在はロシアからの原油を取り扱っていない」(訂正)ため影響はないとの見方を示した。中長期的な資産として、日本が復帰する可能性はあるとした。

ロイター
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