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日米財務相、緊密な協調姿勢を確認 金融政策「話題にならず」

2025年10月27日(月)21時05分

片山さつき財務相は27日、財務省内でべセント米財務長官と会談し、引き続き緊密に協調していくことを確認した。写真は東京都内で21日撮影。(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Takaya Yamaguchi

[東京 27日 ロイター] - 片山さつき財務相は27日、財務省内でべセント米財務長官と会談し、引き続き緊密に協調していくことを確認した。日銀の金融政策については話題にならなかったという。片山財務相が会談後、記者団に語った。

会談は午後7時から1時間余り行った。対面での会談は今回が初めてで、片山財務相は「いい雰囲気で、共通の知り合いもいるので話も盛り上がった」と述べた。

会談では「日米両国が、高市政権になってもファイナンストラックで非常に緊密に、協調していくことはとても重要」との認識を共有。日本側からは、高市早苗内閣の責任ある積極財政についても説明した。

総額5500億ドルの対米投資に関しても意見を交わしたが、「詳細については控える」と述べるにとどめた。ロシア産LNGの輸入についても話は出たが、詳細を控えた。あすの日米首脳会談に先立ち「(地ならし的な)意味合いはあったと思う」とした。

日銀の金融政策に関しては「直接的な話題にはならなかった」と語った。為替を巡り、今回の会合では「特に、きょうこの点についての機微にわたる話は出なかった」ことも明かした。

ロイター
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