ＦＲＢ、米大手銀の資本引き上げ要件緩和を検討＝報道

米連邦準備理事会（ＦＲＢ）は、バイデン政権時代に検討された米大手銀行の資本規制案を大幅に緩和する方針を他の規制当局に示したことが分かった。写真はＦＲＢビルの外観。ワシントンで２０２２年６月撮影（２０２５年　ロイター/Sarah Silbiger）

［２２日　ロイター］ - 米連邦準備理事会（ＦＲＢ）は、バイデン政権時代に検討された米大手銀行の資本規制案を大幅に緩和する方針を他の規制当局に示したことが分かった。ブルームバーグ・ニュースが２２日、事情に詳しい関係者の話として報じた。

報道によると、一部当局者の試算では、大半の大手銀行の資本引き上げ要件は約３─７％にとどまる。銀行のリスク評価方法の見直しを目的とした「バーゼル３最終段階」の資本規制にからみ、２０２３年には１９％の引き上げを求める案が提示されていた。この提案は大手銀から前例のない反発を招いていた。

ＦＲＢのコメントは得られていない。