米国株式市場=ダウ769ドル安、中東緊迫化で信頼感低下

米国株式市場は急落し、ダウ工業株30種は769ドル安で取引を終えた。イスラエルによるイランに対する大規模攻撃を受け、中東情勢の緊張が高まり、世界的な投資家信頼感が損なわれている。(2025年 ロイター/Carlo Allegri)
[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米国株式市場は急落し、ダウ工業株30種は769ドル安で取引を終えた。イスラエルによるイランに対する大規模攻撃を受け、中東情勢の緊張が高まり、世界的な投資家信頼感が損なわれている。
イスラエルは13日未明、イランの核関連施設や弾道ミサイル工場、軍司令官を標的とした大規模な先制攻撃を開始。13日夜にはイスラエル全土でサイレンが鳴り響き、テルアビブとエルサレム上空で爆発音が聞こえた。イスラエル軍報道官はイランからのミサイル攻撃だとしている。
ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのシニア市場ストラテジスト、イライアス・ハダド氏は、イスラエルとイランの攻撃の応酬について「本格的な軍事衝突に発展する可能性がある」と指摘。「世界のエネルギー輸送の要衝のホルムズ海峡が封鎖されれば、世界的に市場に極めて深刻な影響が及ぶ」と述べた。
イスラエルによるイランに対する攻撃を受け、中東からの原油供給に支障が出るとの懸念から原油価格が約7%急騰。こうした中、エネルギー関連株が買われ、エクソンモービルは2.2%、石油生産会社ダイヤモンドバック・エナジーは3.7%、それぞれ上昇した。
防衛関連株にも買いが入り、ロッキード・マーチン、RTX(旧レイセオン・テクノロジーズ)、ノースロップ・グラマンは3%を超えて上昇した。
一方、ジェット燃料高騰への懸念から航空株は売られ、デルタ航空は3.8%、ユナイテッド航空は4.4%、アメリカン航空は4.9%、それぞれ下落した。
その他の銘柄では、デザインソフト大手アドビが5.3%安。AI(人工知能)導入ペースが遅すぎるとの懸念が重しになった。
ソフトウエア大手オラクルは7.7%急騰し、過去最高値を更新。AIサービスへの需要にけん引された好調な業績見通しを示したことを受け、2日連続で上昇した。
半導体大手エヌビディアは2.1%安、アップルは1.4%安。
S&Pの主要11業種では10業種が下落。金融が2.06%下げたほか、情報技術が1.5%下落した。
S&P500では値下がり銘柄が値上がり銘柄を6.1対1の割合で上回った。
米取引所の合算出来高は179億株。直近20営業日の平均は182億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 42197 -769. -1.79 42579 4260 42081.
.79 83 .48 2.48 09
前営業日終値 42967
.62
ナスダック総合 19406 -255. -1.30 19450 1959 19367.
.83 66 .93 1.87 42
前営業日終値 19662
.49
S&P総合500種 5976. -68.2 -1.13 6000. 6026 5963.2
97 9 56 .16 1
前営業日終値 6045.
26
ダウ輸送株20種 14685 -224. -1.51
.56 99
ダウ公共株15種 1036. -6.25 -0.60
94
フィラデルフィア半導 5112. -136. -2.61
体 24 91
VIX指数 20.82 +2.80 +15.5
4
S&P一般消費財 1707. -12.7 -0.74
72 5
S&P素材 549.7 -6.67 -1.20
1
S&P工業 1204. -10.5 -0.87
35 3
S&P主要消費財 892.6 -10.4 -1.15
7 1
S&P金融 829.1 -17.4 -2.06
2 2
S&P不動産 261.6 -2.58 -0.98
1
S&Pエネルギー 669.0 +11.3 +1.72
0 3
S&Pヘルスケア 1582. -8.56 -0.54
28
S&P通信サービス 360.8 -3.13 -0.86
8
S&P情報技術 4656. -70.7 -1.50
60 9
S&P公益事業 410.9 -2.58 -0.62
6
NYSE出来高 12.62
億株
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