午後3時のドルは146円付近に上昇、米中貿易交渉の進展期待 上値は限定的

5月12日、午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の146円近辺で推移している。写真は米ドル紙幣。2022年2月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
Atsuko Aoyama
[東京 12日 ロイター] -
午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の146円近辺で推移している。米中貿易交渉の進展期待が市場心理の改善につながり一時1カ月ぶり高値に上昇したが、詳細発表を控える中で上値を追うムードとはなっていない。今週は米国の消費者物価指数(CPI)など重要指標が発表されるため、米金融政策の手掛かりとして関心を寄せる声もあった。
週明けのドルは前週末終盤の145円前半から145円後半へ水準を切り上げて取引が始まり、早朝に一時146.31円と4月10日以来の高値を付けた。その後145円後半に反落した後、仲値公示前後と午後3時前に再び買いが強まって146円台に上昇した。
スイスを訪問中のベセント米財務長官は現地時間11日、ジュネーブで前日から行われた米中の貿易問題を巡る閣僚級協議で、2国間の貿易戦争の緩和に向けて「大きな進展」があったと述べた。中国の何立峰副首相も「(双方が)重要なコンセンサス」に達し、新たな経済対話の枠組みを設けることで合意したと表明した。12日に共同声明を発表するとしている。
三菱UFJ信託銀行の酒井基成・資金為替部マーケット営業課課長は、リスクセンチメントの改善に伴うドル買い戻しの動きはいったん収まったと指摘。協議の詳細発表を控える中、関税率の落としどころがどこになるかは不明だとしてドル/円が「もう一段上にいくにはドライバーになる材料が必要」と話した。前向きな材料が出て上昇すれば利食い売りも出るため、「上は少し重くなる」との見方も示した。
今週は米CPIなど重要指標の発表も控える。酒井氏は、関税の影響が全面的に織り込まれるのは来月以降の指標ではあるものの、その前哨戦として今週の指標に注目しているという。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 145.99/146.04 1.1222/1.1223 163.85/163.86
午前9時現在 145.84/145.85 1.1226/1.1230 163.75/163.76
NY午後5時 145.34/145.38 1.1247/1.1249 163.50/163.53
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