中国乗用車販売、4月は3カ月連続で増加 買い替え補助が奏功

5月11日、中国の4月の乗用車販売台数は前年同月比14.8%増と3カ月連続で増加した。政府の「買い替え補助金」が、米国の関税による消費者心理への影響を緩和した。北京で2月28日撮影(2025年 ロイター/Tingshu Wang)
[深セン(中国) 11日 ロイター] - 中国の4月の乗用車販売台数は前年同月比14.8%増と3カ月連続で増加した。政府の「買い替え補助金」が、米国の関税による消費者心理への影響を緩和した。
中国乗用車協会(CPCA)が11日に発表したデータによると、乗用車販売台数は4月は178万台。1─4月は前年同期比8.2%増の697万台だった。
新エネルギー車(NEV)と総称される電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車の販売台数は、4月は前年比33.9%増となり、乗用車販売台数全体の50.8%を占めた。
旧式のマイカーを廃車にしてNEVを購入すると、ガソリン車よりも多額の補助金を支給する政府の制度は、4月24日現在で271万台が利用した。
4月の乗用車輸出は前年比2.2%減。3月は8%減だった。