米エヌビディア、サウジ政府系ファンドのＡＩ新興企業と提携

ＡＩ（人工知能）半導体大手、米エヌビディアとサウジアラビアの政府系ファンドが所有するＡＩスタートアップ企業「ヒュメイン」は１３日、業務提携を発表した。写真は同日、リヤドで開催されたサウジ・米国投資フォーラムで撮影（２０２５年　ロイター/Hamad I Mohammed）

［１３日　ロイター］ - ＡＩ（人工知能）半導体大手、米エヌビディアとサウジアラビアの政府系ファンドが所有するＡＩスタートアップ企業「ヒュメイン」は１３日、業務提携を発表した。サウジアラビアが進める海外投資の支援によるＡＩ開発と、クラウドコンピューティングインフラ強化に向けた計画の一環。

両社は、エヌビディアのプラットフォームを活用し、サウジアラビアをＡＩ、ＧＰＵ（画像処理装置）クラウドコンピューティング、デジタル変革の「グローバルリーダー」にすることを目指す。

サウジアラビアの事実上の指導者であるムハンマド皇太子は１２日、同国でＡＩ技術を開発・管理する新会社「ヒュメイン」を設立。同社はサウジの公共投資基金（ＰＩＦ）の下で運営され、データセンターやＡＩインフラなどのＡＩサービス・製品を提供する。

トランプ米大統領は１３日、中東歴訪を開始し、最初の訪問先であるサウジアラビアに到着した。ホワイトハウスによると、サウジは米国に６０００億ドルを投資する見通し。