世界的「異例」事態、ECBは慎重姿勢維持を=アイルランド中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのマクルーフ・アイルランド中銀総裁(写真)は24日、インフレは正しい方向に向かっているが「異例の」世界的事態を踏まえ、次の金利変更には慎重姿勢を維持する必要があるとの見方を示した。2022年撮影。(2025年 ロイター/Clodagh Kilcoyne/File Photo)
[ダブリン 24日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのマクルーフ・アイルランド中銀総裁は24日、インフレは正しい方向に向かっているが「異例の」世界的事態を踏まえ、次の金利変更には慎重姿勢を維持する必要があるとの見方を示した。
同総裁は記者団に対し「(インフレ率が)目標に達しておらずインフレに直接的影響を及ぼす可能性がある異例の事態が世界的に起こっている状況のなか、金融政策スタンス変更には慎重になる必要がある」と指摘。「現在のスタンスからどう変更するかについては、私は慎重な姿勢を維持している」とし、4月に追加利下げが行われる可能性についてはコメントしないと述べた。