ニュース速報
ビジネス

米加州、ファストフード店の最低時給20ドルに オーナーは不安視

2024年04月03日(水)10時33分

 米カリフォルニア州で4月1日、ファストフード店で働く従業員の最低賃金が時給20ドルに引き上げられた。写真は同州の飲食店の求人広告。1日撮影(2024年 ロイター/Mike Blake)

Nathan Frandino Dylan Bouscher

[サンノゼ/ヘイワード 2日 ロイター] - 米カリフォルニア州で1日、ファストフード店で働く従業員の最低賃金が時給20ドルに引き上げられた。約50万人いる従業員の間では生活費の助けになると歓迎する声が聞かれる一方、中小フランチャイズオーナーの一部は将来への不安を口にした。

最低賃金引き上げは全米60カ所以上に店舗を展開するチェーンに適用される。ニューサム知事が昨年9月に関連法案に署名した。知事は、州経済をより包摂的なものにすることが狙いの一つと述べた。

栄養価が高い「スーパーフード」を提供する「バイタリティー・ボウルズ」のフランチャイズ2店舗を経営するブライアン・ホムさんは、賃上げを誰もが望むが事業の運営コストを考えると「うまくいかない」と嘆く。

最低賃金引き上げを受けてホムさんは5─10%の値上げを行った。営業時間はまだ短縮していないが2店舗の人員水準が適正か検証していると述べた。

最低賃金引き上げが労働時間や雇用の減少につながるとの研究結果が一部で示されている。ただ、労働者にとってプラス効果は大きいとの指摘もあり、経済への総合的な影響は明確ではない。

2022年の調査では同州のファストフード店従業員の平均時給が州の最低賃金である16ドルをわずかに上回る程度にとどまった。一方、ファストフード店以外のサービス部門労働者の平均時給は19ドル強だった。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ米大統領、代替関税率を10%から15%に引

ビジネス

エヌビディアやソフト大手の決算、AI相場の次の試金

ワールド

焦点:「氷雪経済」の成功例追え、中国がサービス投資

ワールド

焦点:米中間選挙へ、民主党がキリスト教保守層にもア
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官が掲げる「新しいスパイの戦い方」
  • 4
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 5
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 6
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 7
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 8
    「窓の外を見てください」パイロットも思わず呼びか…
  • 9
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 10
    揺れるシベリア...戦費の穴埋めは国民に? ロシア中…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワートレーニング」が失速する理由
  • 4
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 5
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 6
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 7
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 8
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 9
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 10
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中