米11月新築住宅販売、12.2%減の59万戸 1年ぶり低水準
米商務省が22日発表した11月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比12.2%減の59万件だった。ロイターがまとめた市場予想の68万5000戸を下回り、2022年11月以来1年ぶりの低水準に落ち込んだ。ただ、中古住宅が慢性的に不足する中、新築住宅販売の落ち込みは一時的なものとみられている。(2023年 ロイター/Rick Wilking)
[ワシントン 22日 ロイター] - 米商務省が22日発表した11月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比12.2%減の59万件だった。ロイターがまとめた市場予想の68万5000戸を下回り、2022年11月以来1年ぶりの低水準に落ち込んだ。ただ、中古住宅が慢性的に不足する中、新築住宅販売の落ち込みは一時的なものとみられている。
10月の販売販売戸数は67万2000万戸と、前回発表の67万9000戸から下方修正された。
11月の前年同月比は1.4%増加だった。
前月比の地域別では北東部と中西部で増加したが、人口密度の高い南部と西部では減少した。
米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)のデータによると、需要が多い30年固定住宅ローンの平均金利は今週6.67%と、6月以来の低水準を付けた。これは来年の住宅販売の支援材料になるとみられている。
11月の新築住宅価格の中央値は43万4700ドルで、前年同月比6.0%下落した。
11月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は9.2カ月。前月は7.9カ月だった。