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グーグル、ブロードコムとの関係変更ない見通し 報道にコメント

9月21日、米アルファベット傘下グーグルは、人工知能(AI)向け半導体の供給を受けているブロードコムとの関係に変更はないとの見通しを示した。写真はブロードコムのロゴ。3月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)
[21日 ロイター] - 米アルファベット傘下グーグルは21日、人工知能(AI)向け半導体の供給を受けているブロードコムとの関係に変更はないとの見通しを示した。これに先立ち、グーグルが早ければ2027年にもブロードコムからの納入を打ち切ることを検討していると、IT(情報技術)ニュースサイト「ジ・インフォメーション」が報じていた。
同サイトの報道を受けて、ブロードコムの株価は一時4.3%下落。その後は下げ幅を縮小した。
グーグルがブロードコムとの関係をやめた場合、テンソル処理ユニットと呼ばれるチップを社内で設計することになり、年間数十億ドルのコストを削減できる可能性があるという。
グーグルの広報担当者は「社内外の『クラウド』ニーズを満たすための当社の取り組みはブロードコムとの協力から恩恵を受けている。同社は優れたパートナーであり、関係に変更はないと考えている」と述べた。
ブロードコムはロイターのコメント要請に応じなかった。