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物価見通し、今年度後半や来年度以降「かなり不確実」=日銀総裁
2023年05月30日(火)11時19分

日銀の植田和男総裁は30日、参院財政金融委員会で、今年度前半に比べれば今年度後半、来年度以降の物価見通しは「かなり不確実なものだ」と指摘した。写真は25日、ロイターなど報道各社のインタビューで(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 30日 ロイター] - 日銀の植田和男総裁は30日、参院財政金融委員会で、今年度前半に比べれば今年度後半、来年度以降の物価見通しは「かなり不確実なものだ」と指摘。賃金が継続的に上昇していく中での持続的・安定的な2%物価目標の達成には「まだ間がある」とし、粘り強く金融緩和を続けていく方針を示した。
浅田均委員(日本維新の会)の質問に答えた。
植田総裁は物価上昇率について「23年度半ば以降にかけてかなりはっきり下がっていく」と話した。日銀はいったん上昇率が縮小した後、賃金上昇などで再び上昇率が高まっていくとの見通しを置いていると説明した。
(和田崇彦)
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